ミーレを含む海外製食洗機は定期的なメンテナンスが必須になります。
価格が高く20年の耐久性を前提に設計されているのに、故障してしまえば修理代を払ったり、買い替える必要があるからです。
故障を予防するためにも数ヶ月に1回庫内の洗浄を行うことは大切なのですが、ミーレで販売されている3種類の庫内洗浄剤はそれぞれ価格が高くコスパがよくありません。
公式の洗浄剤を使うのが1番ではあるのですが、他メーカーで海外製食洗機対応で洗浄力もあり、価格も安い物があればそれにこしたことはない。
ということで今回はミーレ以外の庫内クリーナを実際に試しながら紹介していきたいと思います。
代用品を使う上での注意点や、使ってはいけない成分については公式に直接問い合わせしているので、合わせて参考にしてください。
代用品ならボッシュ庫内クリーナとTakayama食洗機庫内クリーナーがおすすめ
代用品を選ぶ条件は
- 公式の庫内クリーナーと成分が似ているか洗浄力が高いもの
- 海外製食洗機に対応していること
- コスパがよく手に手に入りやすい
この条件を満たしてくれる庫内クリーナーを探しました。
BOSCH食器洗浄機用庫内クリーナー
代用品でもっともおすすめなのがボッシュの庫内クリーナーです。
ボッシュはドイツのメーカーで世界トップクラスの自動車機器サプライヤーとして展開しており、他にも食洗機やIH、掃除機などの家電製品も販売してます。
庫内クリーナーは3回分使える容量があるうえに価格も1,100円とかなりコスパがよく、成分としては抗菌、消臭に効果がある銀イオン水や緑茶エキス、水垢を除去する水軟化剤が配合。
使い方
洗う前の庫内
なかなか洗えていなかったので汚れが溜まっていますね…
1回分30gを測り、洗剤投入口にクリーナーをいれていきます。
洗剤投入後は庫内洗浄の洗浄プログラムを選択すれば完了です。
プログラム終了後は扉を開けて乾燥を促していきます。
頑固な水垢は残ってますが、大部分の汚れ、においを除去することができました。
Takayama食洗機庫内クリーナー
次に紹介するのは国内メーカーのTakayamaで食洗機ラックや食洗機庫内クリーナを販売しています。
有機酸が主成分でクエン酸や酢酸などが入っており、主に水垢や匂いの除去向け。
使い方
食洗機容量が6人以下の場合は汚れに応じて付属のスプーンを3~5杯投入と書いてあったため、今回ミーレの場合はスプーン7杯を庫内に入れていきました。
庫内に振り入れていきます。
あとは同じように庫内洗浄を設定し、洗っていきます。
洗浄後
全てではありませんがより水垢がなくなり、においもありません。
水垢を取るだけならクエン酸でも十分
水垢の掃除を目的とするのであれば、市販のクエン酸を使用するだけでも大きな効果があります。
使い方は
クエン酸を庫内に振り入れて庫内洗浄のプログラムを選択するだけです。
我が家も定期的にクエン酸の庫内洗浄をしていますが、コスパも良く水垢もきれいになるのでおすすめですね。
先ほど紹介したタカヤマの庫内クリーナーやクエン酸など粉を直接庫内に振り入れる時は庫内洗浄のメニューを選択して洗浄してください。
庫内洗浄は予洗いの過程をせずいきなり本洗いの運転を始めるプログラムです。
予洗いがあるプログラムを選んでしまうと本洗いをする前に振り入れたクリーナーが排出されてしまい、効果が出ません。
庫内洗浄のプログラムがないモデルは高温プログラムを選択し、予洗いが終わるタイミングで庫内を開けてクリーナーを入れる必要があります。
使ったらダメな代用品
純正以外の代用品を紹介していきましたが、実際に使っていいのか不安な面もあるかと思います。
実際にメーカーに問い合わせてみましたが、基本は公式の庫内クリーナを推奨していると回答があり、代用品を使う際は重曹が含まれているものは使用しないでくださいとのことでした。
水に溶けにくいため詰まって故障に繋がったり、油分を含んだ重曹が庫内に残ることで食器に匂いや油脂成分が付着しやすくなるためだそうです。
純正の庫内クリーナーならインテンスクリーンが1番おすすめ
ミーレの庫内クリーナーには3種類あり
商品 | 特徴 | 価格 | 推奨頻度 |
---|---|---|---|
食器洗い機庫内洗剤 (ディッシュクリーン) | 非イオン系界面活性剤10%配合 におい、水垢、微量な石けんカスの除去 ドアパッキンの柔軟性を保ち、性能を維持する | 1,980円 | 年4~5回 |
カルキ除去剤 (ディスケーラー) | 天然のクエン酸がベース成分 庫内の石灰分を減らし性能を維持 | 1,760円 | 年1~3回 |
庫内洗浄剤 (インテンスクリーン) | 界面活性剤、炭酸ソーダ、水軟化剤などを配合 油脂やひどい汚れ、においの除去 庫内の性能維持 | 1,980円 | 年1~3回 |
中でもインステンスクリーンはボッシュの庫内クリーナーと同じ弱アルカリ性の上に炭酸ソーダや界面活性剤の成分を含みより強力な洗浄剤として頑固な汚れを落としてくれるため、年数回の使用はおすすめできます。
ディッシュクリーンは洗浄力に繋がる非イオン系界面活性剤が10%配合されていますが、残りはクエン酸と香料。
ディスケーラーも主成分はクエン酸なので、水垢や匂いの除去を目的とするのであれば市販のクエン酸を使用するだけでも十分かと個人的には考えます。
製品比較
実際に代用品と純正の比較をしていきましょう
BOSCH 庫内クリーナー | Takayama 庫内クリーナー | Miele 庫内洗浄剤(インテンスクリーン) | |
---|---|---|---|
価格 | 1,100円 | 1,200円~4,300円 | 1,980円(公式) |
量 | 90g(3回分) | 300~900g | 200g(1回分) |
成分 | ・酸化剤 ・水軟化剤 ・銀イオン水 ・緑茶エキス ・酵素 | ・有機酸(95%) ・ビタミン | ・界面活性剤 ・炭酸ソーダ ・硫酸ナトリウム ・乳化剤 ・キレート剤 ・水軟化剤 ・洗浄力増強剤 |
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ボッシュのコスパがとても魅力的ですが、洗浄力や成分的にはミーレのインテンスクリーンが優れています。
我が家では自己責任のもと普段はボッシュやタカヤマのクリーナー、クエン酸を使いながら汚れがひどい時や年に数回ミーレの庫内洗浄剤を使って庫内をきれいにしていきたいと思います。
まとめ
今回はミーレの庫内洗浄剤の代用品についてご紹介していきました。
我が家は普段ミーレ公式の庫内洗浄剤をそれぞれ使っていましたが、成分や価格的に他に代用品がないかと疑問に思い、たくさんの製品と比較検討をしたうえで今回の2つを取り上げました。
あくまで自己責任にはなりますが、食洗機をきれいに長く性能を維持していくために定期的なメンテナンスは必須になります。
長く食洗機を使っていく事で家事の時短や家族の時間確保に繋がればと思いますので、今回の記事が少しでも参考に少しでもなれば幸いです。
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