どうもフミです!
住友林業といえば木に対して強いこだわりと品質の高さが特徴の木造ハウスメーカーで、床材も沢山の種類から選ぶことができます。
我が家が初めて住友林業の住宅展示場にお邪魔した時には無垢床の質感の高さに夫婦ともに感動し、採用する気満々で打ち合わせをスタートしました。
しかし結果としては我が家では話し合いを重ねた結果、床材には無垢床ではなく挽板の床材を採用することになり、現在家を建てて住み始めてますがとても満足しています。
そこで今回は床材の種類や実際に床材を採用し現役で住んでいる我が家の感想を交えながら紹介していきますので、この記事を読んで少しでも家づくりの参考になれば幸いです。
この記事で分かること
- 床材の種類と特徴
- 挽板を実際に採用してみた感想
床材の種類は?
まずは多くの住宅で採用される床材を大きく分けて4つご紹介します。
シート系床材
実際に木を使用しているのではなく、塩化ビニル樹脂を使って木目調に印刷したシートを合板に巻き付けた床材です。
メリット
メリット
- 価格が安い
- 種類が豊富
- 掃除がしやすい
コスパがいいため多くのアパートや住宅で採用されており、デザインも豊富で張替えもしやすいのでリフォームにも向いています。
掃除も水を弾くものが多く、簡単に吹き上げれるので汚れに対して強いのも特徴です。
デメリット
- 木ではないので安っぽく見えやすい
- 傷が付いたら合板が見えて目立つ
- 湿気がある時は歩くときにペタペタと張り付く
我が家が以前住んでいたアパートもシート系の床材だったのですが質感も高くなく、梅雨時期に裸足で歩くとペタペタと張り付く感触があまり好きではなかったです…
汚れに対しては強いですが、物を落として傷がついたときには下の合板が見えて目立ってしまいます。
突板
突板は厚さ0.2㎜程度にスライスした木を合板に巻き付けている床材です。
メリット
- 木の質感がある
- 施工が簡単で変形しにくい
- 価格が無垢材と比べると安価
突板は木を使った床材の中で価格も安く、一部本物の木を使っているので質感を楽しむことが出来ます。
無垢床と比べると重さも軽く施工もしやすいうえに、施工後に湿度や気温によって木が膨張したり反り返ったりすることも少ないので安定した品質になっているのも特徴です。
デメリット
- 傷がつくと下地が見えて目立つ
- 無垢床と比べると質感は劣る
木が薄くスライスされているので傷が出来たときにシートフロアどうよう下地が見えやすく目立ちますし、質感に関しても突板は多くが1㎜以下の厚みのため無垢床と比べると質感は数段劣ります。
挽き板
挽き板も突板同様スライスした木を合板に貼り合わせたせたものですが木の厚みが異なり、スライスした木材が 2㎜程度巻き付けてあります。
メリット
- 木の質感が高い
- 経年変化を楽しめる
- 床材に付加機能をつけることが出来る
- 耐久性に優れている。
挽板は突板よりも木の厚みがあるため、見た目やさわり心地がより本物の木に近い仕上がりになっています。
突板や挽板は湿度や温度による床材の木が収縮による反り返りや割れが少ないため、床暖房や防音仕様に追加することも可能です。
デメリット
- ある程度のメンテナンスが必要
- シミができやすい
- 価格は高め
- 無垢床よりは質感が劣る
挽板は採用する木材によってはオイルを定期的に塗ったり汚れに気をつけなければなりません。
傷が出来ても木の厚みがある程度あるのでよほど抉れない限り下地が見えることはないですが、水分に対しては弱くすぐに ふき取らなければシミになってしまうので注意が必要です。
価格に関しては突板と比べると高価で無垢床よりかは価格が下のことが多いですが、ハウスメーカーによっては採用する床材によって価格が変動することも。
ぱっと見で無垢床と挽き板を判別するのは素人目ではなかなか難しいですね。
無垢床
無垢床は天然木から切り出した1枚の板でできているので、木の風合いや質感は床材の中でも最も高く、高級感のある見た目に仕上がります。
メリット
- 高級感がある
- 断熱性が高い
- 調湿効果
- リラックス効果
- 経年変化を楽しめる
- 傷、凹みに強い
木自体には熱を通しにくい性質があり、無垢床だけでも温かみのある床にすることができます。
他にも調湿効果やリラックス効果もあるので、梅雨時期には水分を吸収し、乾燥時期には放出してくれる恩恵も。
もう一つ大きな魅力に木自体の変化を楽しめるメリットがあります。
太陽光や年数が経つにつれて木の色合いが変化し、また違った風合いを楽しむこが出来るのも特徴です。
無垢床は物を落として傷が出来ても下地がないので目立たず、修復もしやすいですね。
デメリット
- 価格が高い
- 定期的なメンテナンスが必要
- 溝にゴミがたまる恐れが
- 木材の反りや割れが起きる可能性がる
- 水や汚れには弱い
- 床暖房に対応してない物が多い
無垢床は床材の中でも高価で定期的にオイルで塗装するなどメンテナンスに気をつける必要があります。
木材が収縮する影響で木が反ったりヒビが入ったり、木目と木目の間の溝も収縮に合わせて大きくなり、その間にゴミがたまったりする可能性もゼロではありません。
これは無垢床だからというわけではなく選ぶ木材や現場の施工の技量に依存するところもあるので、一概には言えませんが注意が必要です。
ちなみに住友林業では
- メイプル
- オーク
- くり
の3種類から標準で採用することができます。
我が家が採用した床材とその理由
我が家では部屋によって3種類の床材を採用しました。
廊下、LDK
家のメインとなるLDKでは挽板のオークを採用しました。
家づくり当初は無垢床のメイプルを採用していたのですが、私たち夫婦は根がズボラのめんどくさがりのため、定期的なメンテナンスができる自信がなく溝にたまるゴミやシミに対して神経質になりたくないため諦めることに…
そしてもう一つの理由が寒がりな妻のために床暖房を採用することになったためです。
床暖房については賛否両論あるかと思いますが、エアコンが嫌いで家の中を快適にしたかった我が家では話し合った末に採用しました。
ちなみに住友林業では標準仕様で採用できる無垢床以外の床材では追加料金が発生するケースも多く、我が家が採用した挽板もオプション料金が発生しました。
標準仕様の無垢床は大量仕入れによってコストを抑えているが、我が家が採用した無垢床は希少で若干値段が高くなってしまうとのこと。
寝室
寝室は挽板のウォルナットを採用しました。
我が家の場合はテレビなどをも置かずに寝るだけなので、落ち着いた色味を採用し、寝室からロークスルークローゼットまで続けて同じ床材で揃えています。
洋室(子供部屋)
子供部屋は突板のクリを採用しました。
子供部屋は汚れに強く、コスパを重視したうえでクリの明るい色味に惹かれて採用。
満足はしていますが、現在はまだ使用していない部屋なので子供が使い始めたら改めて感想を紹介できればと思います。
まとめ
今回は床材についての紹介をしていきました。
- シートフロアはデザイン豊富でコスパ最強だが傷に弱く木の質感はない
- 突板は木の質感を感じられてコストも低め、その反面傷には弱く挽板、無垢床には質感が劣る
- 挽板は無垢床に近い質感を感じられて耐久力も高い、デメリットはコストは高めで汚れに弱い
- 無垢床は高い質感と調湿、リラックス効果が魅力的で耐久性も高い
- 価格が高く定期的なメンテナンスや床暖房に対応していない床材が多い
我が家では挽板を採用しましたが、無垢床の魅力も捨てがたいものがありますので、各ご家庭の考え方によってそれぞれに合った床材を採用してもらえればと思います。
今回の記事で少しでも床材で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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